下関市立しものせき水族館(海響館)「ライトアップ整備事業」が完成しました

2025年10月、下関市立しものせき水族館(海響館)は「ライトアップ整備事業」の完成を迎えました。本事業は、地域のランドマークを生かした魅力的な夜間景観を目指し、照明デザインに重点を置いています。
社会実験を通じて実現した新たな夜景
2023年度に実施された社会実験では、エリア全体での夜間の明るさや安全性、視覚的な魅力を検証しました。この実験結果を基に、照明計画が最終的に確立されました。
特に、水際のあかりやランドマークとなる建築の照明が強調され、訪れる人々にとってより安全で、かつ美しい夜間景観を提供することが可能となりました。

1. 照明デザインのポイント
<特徴的な建築を活かした照明計画>
海響館の大屋根や壁面には、カラー投光器が配置され、特徴的な建築美を際立たせる演出が施されています。対岸の門司からも見える水際の美しいライトアップが、訪れる人々に幻想的な景観を提供します。

<間接照明と鉛直面の明るさ感>
全体的に間接照明を主として使用し、優れた明るさ感を創出しています。
樹木やモニュメントのライトアップにより、海峡ならではの自然美が引き立っています。

<水際のあかりと調和した落ち着いた水際線の演出>
低色温度(2700ケルビン~3000ケルビン)を使用し、海響館の水際の美しさと調和した、落ち着きのある景観を演出しています。


2025年10月11日のライトアップ点灯式の様子
2. 照明設備の詳細
<照明器具設置数:すべてLED光源>
- 壁面カラー投光器 17台
- 大屋根カラー投光器 4台
- 樹木用スポットライト 16台
- 壁面/芝生法面ライトアップ単色投光器 23台
- モニュメント等ライトアップ投光器 13台
- 手摺間接照明 10.4m
<制御システム>
照明はDMX制御によって管理され、日没から22時まで点灯が行われます。
<年間カラーライトアッププログラム>
定期的にカラーライトアップが行われ、毎正時(19時、20時、21時)に4分間のカラー演出が実施されます。
橙色→水色→赤色→青色→水色→薄紫色といった、華やかな色彩の変化が楽しめます。










 
      
 
             
             
             
             
             
             
         
         
         
											